快適な目覚めは健康のために良い睡眠が取れていることの大事な条件です
健康と睡眠との関係をご存じでしょうか。昔から「寝る子は育つ」と言われてますが、睡眠は子どもだけでなく、大人が健康な生活をおくるためにも極めて重要な要素です。二十四時間開いているレストランやコンビニエンスストアなど、現代人の生活のサイクルがますます夜型になってきています。そのような中で健康な生活を送るためには睡眠は非常に重要な要素です。一般的に言われている人に必要な睡眠時間は、個人差があるので一概には言えませんが、大体6〜8時間前後と言われており、統計的には7時間の場合に平均余命が最も長くなると言われています。また睡眠は短期的に見ると食べ物よりも重要で、食べ物を1週間食べなくても水があれば何とか生きられますが、まったく眠らないで1週間生きることは出来ないとさえ言われています。このように睡眠は栄養の摂取よりも重要で、ラットを用いた実験では、完全に睡眠を遮断した場合約10〜20日で死亡しますが、これは食物を与えなかった場合よりも短いそうです。人間は8時間平均で睡眠に当てる人の場合、人生の3分の1ほどを睡眠に使っている事になりますので、この睡眠を良質のものに変えて熟睡すること、心地よく眠ることが健康はもとより人生全般に大きな影響があることは言うまでもないことです。この睡眠を上手に、そして質の良い睡眠を摂りたいものです。
睡眠にはその深さや脳波の違いによってステージ1〜ステージ4に分かれており、入眠時から段々睡眠が深くなっていき、また少しずつ眠りが浅くなってくるまでに約1時間半〜2時間の周期があると言われています。この睡眠のタイプはレム睡眠とノンレム睡眠と呼ばれています。レム睡眠は、この時期に眠りについている人を起こすと80%以上の人が夢を見ている状態などがあげられます。レム睡眠は人では全体の睡眠の約20%を占めますが、新生児では50%にも達していると言われており、成長するに従って徐々に減少していきます。また、昼間に多く学習した日は、夜にレム睡眠が増えることなどから、記憶情報処理などに大切な働きをしていると考えられています。このように脳は働いているが、身体の筋肉が緩んでいることから、身体の睡眠とも呼ばれています。ノンレム睡眠はこの時期に眠っている人を起こすと、目覚めが悪く、夢を見ていることは少ないと言われています。またこの時期には成長ホルモン分泌や蛋白同化が行われ、また、免疫増強作用があることがわかっています。このようなノンレム睡眠は大脳の睡眠とも呼ばれます。
こうしてみると、快適な目覚めを促すには、1時間半〜2時間を1セットとする睡眠のサイクルの終わりに目覚めることが基本になります。快適な目覚めは健康のために良い睡眠が取れていることの大事な条件ですので、まず自分自身の睡眠の1サイクルの時間を知ることから始めてみてください。そして夜は12時くらいまでには眠って朝起きるという人の生理的なリズムに従った健康のための睡眠の秘訣は、人間の生理的な条件が変わっていないので今でも大切な要素と言えるでしょう。睡眠は健康の基本的な要素であり、睡眠は明日の活力を養うためにも大切な要素です。